知ると楽しい着物の模様

もう着なくなった着物を売るなら

吉祥とは「良い兆し、めでたい印」の意味で、それを表現した着物の模様を総称して吉祥紋様と言います。多くは中国の思想や信仰に基づいたものですが、なかには語呂合わせや、扇のように日本固有のものもあります。格調高く縁起の良い模様として、礼装に多く用いられます。 「宝尽くし」とは、縁起の良いとされる宝物をいくつか散らした着物の模様のことで、もとは中国の吉祥思想の一つである「八宝」からきていて、着物に描かれる宝は打ち出の小槌や宝珠など時代や地域によって変わります。 同心円を互い違いに重ねて波を表した「青海波」という模様は、平穏な暮らしが静かな波のようにいつまでも続くという意味が込められています。この名前は、同名の雅楽を舞う装束の用いられたことに由来しています。 「唐草」は、蔓草が絡み合う様子を曲線的に表した模様です。古代エジプトで生まれ、シルクロードを経て奈良時代に日本に渡ってきました。蔓草の強い生命力にあやかって、長寿や子孫繁栄を表します。